Cardanoプロトコルを利用したギャンブルプラットフォームであるSP8DEと競合プロジェクトの比較まとめ

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伝統的なカジノ経済の問題点

ブロックチェーン技術を利用したカジノプラットフォーム開発は現在進行中のプロジェクトがいくつかありますが、依然としてさまざまな問題点が課題として残っています。

具体的には、

  • 取引スピードの遅さ
  • 高価な取引コスト
  • 中央管理による透明性の欠如
  • セキュリティ
  • 合法化

これらが考えられます。そこで、このソリューションとしてブロックチェーン技術により分散化の透明性の高いカジノ運営を目指すプロジェクトが数々誕生しています。

カジノに対するブロックチェーンソリューション

ブロックチェーン技術により、もたらされるメリットとしては、

  • 取引スピードの改善
  • 透明性と安全性
  • コスト削減

ブロックチェーン特有の技術により、これらのメリットが考えられます。

ブロックチェーン技術を利用したカジノプラットフォーム開発は現在進行中のプロジェクトがいくつかありますが、依然としてさまざまな問題点が課題として残っています。

それは、イーサリアムプラットフォームへの依存によるものが多く、

  • 取引スピードの限界
  • 一回にできる取引量の限界
  • 高価なコスト

イーサリアムは近年上昇傾向にあり、高いコストの割には、トランザクションの遅延が起こったり開発にも影響が生じますので、大きな課題です。

今回の比較では、以上のようなことを踏まえて、Provedence 含むブロックチェーンカジノプラットフォームの競合をまとめてみたいと思います。

カジノプラットフォームの競合プロジェクトの比較

カジノプラットフォーム系の暗号通貨またはトークンは、30以上のものがありますが、現在ICOが開催されているSP8DEとと同分野のプロジェクト5社を比較してまとめたいと思います。

DAO.casino

 Decent.bet

BitDice

FunFair

Providence

ジャンルも近いこの4つに絞りました。比較はいくつかの重要項目で行いたいと思います。

プロジェクト内容及びビジネスモデル

SP8DE:ゲーム、ポーカー、オンラインカジノ

  • DAO.casino:カジノ
  • Decentbet:スポーツ賭博、オンラインカジノ
  • BitDice:カジノ
  • FunFair: オンラインカジノ
  • Providence:リゾート、オンラインカジノ

ビジネスモデルとしては、SP8DEはオンラインカジノやゲーム市場がターゲットです。

ゲームでは最初にポーカーを予定しています。

 トークンについて

SP8DE:ソフトウェアライセンス・ロイヤリティプログラム参加権利

  • DAO.casino:プラットフォームの賭け
  • Decentbet:プラットフォームで賭けるためのDBETトークン、ハウスクレジットトークンとの互換性
  • BitDice:プラットフォームで賭けるためのBitDiceトークン、BTCとの互換性、イベント参加権利
  • FunFair: プラットフォーム内のインセンティブ獲得権利
  • Providence:プラットフォーム内のインセンティブ権利、収益分配権利

SP8DEのSPXトークンの用途はアプリケーションへのアクセス権利とエコシステム内の賭けです。

技術特徴

SP8DE:CardanoプロトコルのOuroboros(ウロボロス)

  • DAO.casino:イーサリアム
  • Decentbet:イーサリアムとオフチェーンで動作し、オンチェーンで検証可能なStateチャネル(RNG)、AugurとGnosis
  • BitDice: IOTA との統合によるオンチェーンソリューション
  • FunFair:イーサリアムと独自のFate Channelソリューション
  • Providence:イーサリアム、ライデン・ライトニングネットワーク

大半はギャンブルプラットフォームは、イーサリアムプラットフォームに基づくため、それを補うようなオンチェーン、オフチェーンソリューションがそれぞれのプロジェクトであります。

特にProvidence は以下二つの技術を採用しており、

イーサリアム自体もCasperなどの今後の技術的アップデートにより取引スピードは、10000にまで上がることが予測されており、チェーン化されたソリューションの感性も見据えてます。

一方で、SP8DEは、Cardanoプロトコルを採用しているのが特徴的でこれはOuroboros を用います。

特有のランダム性をオンチェーンで実行することで他プロジェクトにはない形のソリューションを提供します。

プロトコル単位で証明されている点がメリットです。

取引スピード

SP8DE:毎秒あたり数万回もの取引確認

  • DAO.casino:TBA
  • Decent:1秒あたり15 取引(イーサリアムに基づく)
  • BitDice:1秒あたり最大20ベット
  • Fanfair:TBA
  • Providence: 1秒あたり100万回の取引確認による複数回取引(Raidenでの拡張時)が可能

取引スピードや取引処理能力の改善は、カジノプラットフォームでは必須であり、ユーザーエクスペリエンスにも繋がります。

大半のプロジェクトではイーサリアムのスケーラビリティを補うような改善が施されていますが、

今後課題となってくるのは必然です。

取引手数料

SP8DE:Ouroboros (ウロボロス)によるPOSプロトコル

  • Decent.bet: 無料
  • FunFair:一般的なブロックチェーンカジノのプロジェクトの1/10

対応暗号通貨

SP8DE:TBA

  • DAO.casino:BET
  • Decentbet:ETH
  • BitDice:複数通貨でインハウスバンクロール改善
  • FunFair: BTC,ETH,ZEC
  • Providence: BTC LTC ETH PVE

Providence のプラットフォームの初動時には、オンラインカジノで4つの通貨が対応します。

その後、通貨ペア数は増えていく予定です。自社取引所の完成ともに、通貨ペア数も増えていくと考えられます。

法定通貨のサポート

SP8DE:TBA

  • BitDice: 法定通貨か暗号通貨の賭けを選択できる
  • Providence: あり

Providence では法定通貨での賭けが可能です。

独自の取引交換プラットフォーム

SP8DE:なし

  • Decentbet:DBET EX において、トークンとハウスクレジットの分散型交換
  • Providence Ex: 最大72時間のロックダウンによるポラリティ回避機能

Providence の大きな特徴としては、カジノやゲーム内で得たインセンティブを他の通貨やトークン、ICOへの投資に交換したい場合に、一度Providence の取引所を通すことで、72時間以内のロック機能が使える点です。

これによって、価値が上がった時に、より高いレートで交換することが可能性として挙げられ、ポラリティリスクを回避した仕組みとなってます。

しかしいづれも実装はされていませんので、これからの要素が多くSP8Dも自社取引交換の仕組みを組んでくる可能性もあります。

安全性と透明性

SP8DE:プロトコルレベルの投票システム、すべての法的準拠、分散型3.0セキュリティ

  • Decentbet:分散化スマートコントラクト上の結果の検証、API双方送信、DDOS保護のハイエンドクラウドインフラ、複数インスタンスによる監査、複数プロバイダからのデータ検証
  • FunFair:分散ソフトウェア上の監査が可能
  • Providence:イーサリアムスマートコントラクト上での監査

ギャンブルで特に重要視されるのが、公平性と透明性です。

SP8DEでは投票システムが稼働し、公平性がより重視されています。

ランダム性

SP8DE:Ouroboros (ウロボロス)プロトコルに証明済みのFTS手続き

Fun fair:あり(証明なし)

SP8DEのFTSは最も優れたランダム性の生成を前提としており、これをオンチェーン上で生成することを目指しています。

収益性

SP8DE:SPXトークン保有者へのゲームチップ・ロイヤリティプログラム

  • DAO.casino: プラットフォーム内のインセンティブ
  • Decent.bet: 3ヶ月のセッションごとのハウスクレジットの購入による住宅収益分配権利、宝くじへの自動エントリー(最低1000DCBT保有)
  • BitDice: 会社利益の70%分配
  • FunFair: プラットフォーム内での賭けによるインセンティブ
  • Providence: プラットフォーム内のインセンティブ1.5%、毎年四半期の収益20%分配

Providence カジノの収入源に関しては、Decent bet に非常によく似てます。

 

ユーザーエクスペリエンス

SP8DE:開発者向けのスマートコントラクトスクリプト言語、早い取引、拡張性と効率性

  • DAO.casino:TBA
  • Decentbet:大企業向けのホワイトラベルソリューション、Decentbet API、ANDROID IOSアプリ、ウェブフロントエンドなどの複数のプラットフォーム、スムーズな取引、ハウスクレジットによる財政的インセンティブ、DecentCチャリティー寄付
  • FunFair:スムーズなサードパーティ統合、数回のクリックでカジノをプレイできる、公平な取引による信頼の確保、ターンキーソリューション
  • Providence: 企業向けのソリューション、自社取引所との連携によるポラリティ回避

ユーザーエクスペリエンスに関しては、Decentbet がやや優れているように感じます。

providenceの他社にないユーザーエクスペリエンスメリットとしては、やはりポラリティを回避できる可能性が高い自社取引所のロックダウンシステムでしょう。

しかし、いづれも開発段階なので現時点では実質的に大差ありません。

ロードマップの進捗

2018年1月20日時点での進捗状況です。

SP8DE:ICO、MVP開発

  • DAO.casino:ICOで11,200,000$調達済み
  • Decent.bet:トークンセール終了(17億円調達)、新規取引所上場待ち(BitPlus)、ウォレットアップデート、ベータ版リリース
  • BitDice:ICOで8746977$調達済み、
  • FunFair:ICOで20,000,000$調達済み
  • Providence: オンラインカジノのβ版リリース済み、プレセール調達済み、トークンセール準備中

実際のプラットフォーム開発はICOが終了してから、2018-2019年を目処に行われますので、長期的なものになります。

物理的なカジノとの統合

SP8DE:TBA(アナウンスなし)

  • Providence : あり
  • 他: なし

 Providence が他社と大きく異なるのは、現実世界でのさまざまな小売店と連携して現実的な世界での支払いが可能であるという点です。

2019年に物理的なカジノとの統合が予定されています。

まとめ

カジノ分野は開発がイーサリアムプラットフォームに大きく依存するため、イーサリアムの潜在的リスクがつきものです。

そこをカバーするために、他の暗号通貨プロジェクトや独自のネットワークを開発して補うプロジェクトも少なくなく、SP8DEでもそうした計らいが見られます。

特にOuroboros (ウロボロス)プロトコルでは、独自のPOSによる公平性によって、セッティングタイム・取引手数料・ランダム性が既に実証済みであると考えられています。

なお、α版は今年にもリリースされる予定であり、正式リリースは2019年に予定されているため、2〜3年の長期的なロードマップになるでしょう。

しかし、依然として開発段階であり、さまざまなリスク(法的な面も含めて)が伴いますが、実際にプラットフォームがリリースされれば、熱狂的なカジノコミュニティの流入も考えられるため、ギャンブル系プラットフォームは特に注目して、期待しながら今後を追っていきたいと思います。

 関連リンク

公式サイト
https://sp8de.com/

ビットコイントークhttps://bitcointalk.org/index.php?topic=2659341

Reddit
https://www.reddit.com/r/sp8de/ 

Twitter
https://twitter.com/SP8DE_Official

FACEBOOK
https://www.facebook.com/sp8deofficial/ 

Telegram
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