ビットコイン分裂問題(UASF/BIP148)に備えて我々が今何ができるかを考えてみました。8月1日のXデーまでに。

  こんにちは。 今回は、最近話題になっているビットコインに関する問題について取り上げたいと思います。 8月1日にビットコインの価値に関わる大きな問題が起こる可能性が出ています。 具体的に何が起こるかというと、ビットコインが2つに分裂する可能性があります。 様々な記事が既にでておりますが、できるだけ簡単に説明したいと思います。 そもそもの分裂のきっかけは? そもそもなぜビットコインにこのような懸念問題が起きたのか説明します。 ビットコインのスケーラビリティ問題 数年前からビットコインをいかにスケールさせるか、利用者の増加、トランザクション数の増加にどう対応するかについて議論がなされてます。 ビットコインにはスケールという点で弱点があるのです。 ビットコインは現在、ユーザーの急激な増加などによって増えた送金をまかなえなくなり、手数料が低いとなかなか承認されず、結果的に大量の送金が詰まっているのが現状です。 最近でも手数料をあげたにも関わらず大幅な遅延問題も起きていました。 ビットコインの開発者達は、送金がより早くなるようなアップデートをしており、その開発はとっくに終わっているので実装(アクティベート)できる段階にあります。 それがSegWit/セグウィットと呼ばれてるものです。SegWit(セグウィット)とは、つまりトランザクション(取引履歴)を圧縮してデータ量を小さくする処理のことです。 すでに他のアルトコインのモナーコインやライトコインなどですでにアクティベートされていて、有用性が証明されておりますが、 このSegWitをアクティベートするためには95%のマイナー(対象通貨をマイニングする人)が賛成する必要があり、反対派が多い中、今まで1年以上アクティベートされませんでした。 以下に少し経緯を上げておきます。 これまでの経緯について 2015/8月:BitcoinXTどブロックサイズ引き上げ要求 ⇨XTは広範な支持を得られなかった ⇨BitcoinClassic(BC)・BitcoinUnlimited(BU)の誕生 ⇨一時的に盛り上がるも合意は得られず 2015/12月:コア開発者はソフトフォークによるSegwit(トランザクションサイズの圧縮)とバグの修正 Segwit実装に時間がかかりすぎたため、手数料上昇・コア開発者の批判等々が高まり、BUが勢いを増す傾向になった Segwitリリースされるも、BU側の反対、ブロックもあり95%アクティベーションの閾値に及ばない状況に。 反対している理由は、深くは言えませんが大手マイナーグループにとって不利な点があるからのようですが・・・ そこで、賛成票が集まらない状況に対し、開発者と他ユーザーは、95%のマイナーが賛成しなくても半ば強制的にSegWitをアクティベートしてしまおうということにしました。 その有効化させる案がBIP-148として提案されています。 BIP-148とは? 2017/8/1-2017/11/15の期間に segwitがロックインの状態(もうすぐ有効化される状態)になっていない segwitが有効化されていない 場合に、segwitに賛成のシグナルを出していないブロックは不正ブロックとみなして、ブロックチェーンに追加しないという新ルール。 それに伴い、今回の分裂問題で起こりうるのが、 UASF(User-Activated Soft Fork)/BIP148 です。一般的にはソフトフォークと言われてます。 8/1に強制執行される予定です。 Segwitのブロックのみが有効カウントされることになるので、マイナーに結果的にプレッシャーを与えることになりBIP148チェーンの方では、当然95%の閾値を超えて、Segwitがアクティベートされることになります。 UASF/BIP148で考えられる展開について まずビットコインの枚数が減るわけではない 分裂しても、枚数が減るわけでなく10枚のビットコインを持っていてA、B2つに分裂したとするとA10,B10枚を保有することになります。 分裂するのはどのようなケースか? 期日である8/1までに、SegWitがアクティベートされれば問題はありませんが、ビットコインが分裂する可能性は日に日に高まってます。 8/1以前にsegwitがロックイン以上の状態になっていれば、当然何も起きませんし、 同様にBIP-148の賛同するマイナーが全く集まらず、ブロックを作れなければ、やはり何も起きません。 また、全マイナーがBIP-148に賛同した場合はBIP-9の仕組みに基づきで2~4週間後にsegwitが有効化されます。しかし、これも全員が賛同というのは考えにくいシナリオです。 BIP148とレガシーという2つのチェーン なのでそうでない場合、segwitに反対しているブロックが作成されるのをきっかけに、segwitに反対するブロックを許容するチェーン(レガシーチェーン)とsegwitに反対するブロックを許容しないチェーン(BIP-148チェーン)でフォーク(分裂)が発生し、コインが2つになることが予想されています。 つまり、我々はレガシーチェーンとBIP148チェーンのどちらかを選択することがあります。 BIP-148チェーンとレガシーチェーンでどちらのハッシュパワーが大きいかで状況が変わってきますので、分裂が起こらないこともあるし、 分裂が起これば2つに分かれると言われてますが、さらに問題なのは完全に2つに分かれるわけではなく、1つになるかもしれないし、2つのままかもしれないということです。 そこで、起こりうるケースは以下3つです。 8/1以前までにBIP148のハッシュパワーが51%なら、チェーンは2つに分岐せず、全員が8/1以降にBIP148チェーンを掘る 8/1以前にBIP148マイナーが全くいないと、掘られずにUASFは終了 8/1以降にハッシュパワーが割れていたら、 レガシーチェーンのパワーが大きい場合はチェーンが分岐して永続し、またはどこかの時点でBIP148がレガシーを追放 です。 分裂したからこそ見えてくる展開 仮に分裂して一時的に価値が下がったとしても、ビットコイン自体は基軸通貨として存在価値は大きなものです。 ハードフォーク前よりも価値が上がることは大いに考えられます。...
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